♪雛ちょっと知識♪
雛祭りの源流は、「源氏物語」の場面にある、厄や穢れを形代・人形に託し川や海に流す行事と、「ひひな」遊びが合わさって始まったと言われています。
現在のような雛祭りは江戸中期過ぎと言われ、世界で日本だけの文化、日本の心をはぐくむ事がお雛様には凝縮されています。
♦職人の思い。時代とともに変わる節句人形の役割。(粟生人形)
いま、節句の人形は、世代を超えて家族をつなぐ役割を担うようになっています。
時代が変わっても親が子を想う気持ちは変わりません。節句人形は誕生してから年に1度、その想いを伝える一つの手段としてもその役割を果たしてきました。しかし現代では、子供が生まれてから成人するまで、共に歩むことのできる物が少なくなっているのではないでしょうか?昔のような大家族は少なくなり、家族や親戚とのつながりまで薄くなっているように感じます。その中にあって節句人形は、生まれたときに贈ってくれた人の思いや愛情を感じられるもの。お子様はそばにその人形があることで、つながりを感じながら成長を重ねられるはずです。かわいいお子様のために明るく楽しい節句をお迎えください。